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アービトラージ(裁定取引)について
アービトラージ(裁定取引)とはリスクを軽減する方法としてある銘柄を買うと、同時に他の銘柄
を売るという組み合わせ取引きを行うことを指します。
先物ディーラーやブリオンディラーは商品間や市場間、隔月間の価格差の理論値を頭に描いて
おり、相場がその理論値をかけ離れると、理論値に戻る方向に売買を行います。
例えば、ニューヨークの金の価格が、日本の金の価格とかけ離れてている場合、当然のことな
がら高い方を売り、安い方を買うというアービトラージ(裁定取引・鞘取り)を行います。
この場合の理論値とは、ニューヨークでも日本でも金の価格は同じことになるはずだというもの
です。実際問題としては、両価格には、時間の経過と為替の変動があります。
ですので、金の価格が厳密に同じ価格になるのは瞬時の出来事で、とても、人間技ではそれら
を見極めることはできません。あくまでも観念上の問題で、多くの人が同じように思って同じよう
な行動を起こした時に初めて価格はその方向に動くのです。
だから、裁定取引をする場合は、厳密な計算式というより、この値差なら多くのプレイヤーがこれ
はおかしいと思うはずだという感覚がよりどころとなります。
実践としては、大豆とトウモロコシの価格差、ガソリンと灯油の価格差、アラビアコーヒーとロブ
スターコーヒーの価格差など、相関性の高い銘柄間の価格比較や、当限と先限の直先差の
変動などが、キャッシュポイントとなります。
これらの差が、通常より大きくかけ離れた時が、実際に取引を仕掛ける時となりますので、常に
何が通常の状態であるかを見続ける必要があります。
アービトラージ(裁定取引)を行った場合、利益が出たほうだけ反対売買をして利益を確定して、
損失が出ている方を放ったらかしにしがちですが、これは基本的に禁じ手です。裁定取引とは2
つの商品を同時に建てて閉じる時も同時に行って初めて裁定取引が成り立ちます。
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